エージェント — 001
エージェントに任せる範囲を、先に紙で決める
任せきると戻す作業が増えます。切り出す前に決めておく4つの線を書きます。
| 公開 | |
|---|---|
| 文 | Iketomo |
| 更新 | 2026.09.05 |
エージェントに仕事を丸ごと渡すと、途中で戻す作業のほうが重くなります。切り出す前に、任せる線と任せない線を紙で決めます。
01戻す作業が重くなる理由
エージェントは、指示の外側にある前提を知りません。こちらの意図と違う方向に進んだとき、どこまで進んだかを確認して巻き戻す手間が発生します。作業時間そのものより、この巻き戻しが重いのです。
02先に引く4つの線
- 触ってよいファイルと、触ってはいけないファイル
- 完了の条件を、確認できる形で書く
- 途中で必ず人に返す地点
- 失敗したときに戻す先
4つとも、書き出してみると1分で終わります。決めずに走らせた場合との差は、たいてい最初の失敗で出ます。
03止めどころの置き方
止めどころは、金額、外部への送信、削除の3つが絡む地点に置きます。ここは自動で通過させず、必ず一度止めます。逆に、読み取りと下書きは止めずに流して構いません。
04失敗したときの戻し方
作業前に、対象を複製しておきます。エージェントに「元に戻して」と頼むより、複製を差し戻すほうが確実です。版の管理ができるなら、なお良い。
05任せてよい作業の見分け
毎回同じ順番で終わり、結果を目で確認できる作業は任せられます。逆に、判断の基準が毎回変わる作業は、指示を書き足すより人がやったほうが速いままです。
06まとめ
線を4つ引く、止めどころを3箇所に置く、複製を先に取る。この3つだけで、エージェントは「面白い道具」から「使える道具」に変わります。